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    日々、偶景から

                


             


                 柿田川の源流地。2017年3月末、日本のネイチャーライティング科研合宿の
                 折に探査。湧水口は十数か所あるが、主として上流・中流に集中している。


                 同じく、柿田川の源流地。地域は、ケヤキ、エノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、
                 シイなどの温帯性広葉樹に囲まれている。


                 同じく、柿田川。清流にしか棲息しない動植物が多数確認されているが、
                 カキダヒメトビケラなどの新種の水生昆虫も発見されているという。


                 柿田川、湧水口のひとつ。現在、静岡県東部(沼津、三島、函南、清水)
                 の35万人の飲料水となっている。


                 柿田川公園内の神社内の水場で見つけた、ウサギを象った蛇口。


                 大東文化大学東松山校舎、第二研究棟の227研究室。
                 1978年4月から2017年3月までの39年間の勤務を終えたが、
                 この部屋でおよそ30年間過ごした。
                 


                 227研究室内。4月中旬までずれ込んだ退去のための大作業が終わり、
                 空になった部屋は、心なしか安らいでいるように思えた。                 


                 この研究室の窓から、近くに桜、遠く比企丘陵を望むことができた。
                               


                 227研究室で、長年にわたり世話になった椅子。大学の所有物なので返却。
                 鍵を教務事務室に返し、最後に部屋を出る前、この椅子に別れを告げた瞬間、
                 こみあげてくるものがあった。
                 


                 研究室退去の日、東松山キャンパスには、桜の花が終わりかけていた。                 


                 大東文化大学東松山図書館。
                 退職後、非常勤講師として週一日だけ出講するようになって初めて図書館を訪れ
                 ると、ロビーに書評紙『読書人』、『図書新聞』やその他の場所に書いた中村邦生
                 の推薦図書のコーナーが作ってあった。
                 


                 退職の祝い? かどうか判らないが、図書館所蔵の中村の著作も並び、
                 このサプライズの展示企画はありがたかった。                 


                 展示企画の中で、一冊借り出してあったが、何の本だろう。
                 たぶん、『書き出しは誘惑する』か、『はじめての文学講義』だろうと思う。                 

                 


 

          




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