nakamurakunio.com

日々、偶景から (トップ) へ戻る



    日々、偶景から

                




                 ジェイムズ・ジョイスの墓への道
                 スイス・チューリッヒ郊外、フルンテルン墓地。チューリッヒ動物園の隣地。


                 ジョイス終焉の地、チューリッヒの墓地。                


                 墓地のジョイス像。制作は、Milton Hebald。
                 畏友の柳瀬尚紀の追懐で訪ねたのだが、煙草を吸い、本を広げた坐像のやや背を
                 丸めた瘠躯が、どことなく柳瀬に似ていておかしい。


                 ジョイスの隣に、エリアス・カネッティの墓がひっそりとある。



                 チューリッヒ、カフェ「オデオン」(Odeon)。
                 1911年オープン。アールヌボーの室内が話題を呼んだ。ツヴァイク、ツェラ、
                 アインシュタインなど、作家や詩人、ミュージシャン、文化人たちの談論の場所
                 であった。5年間滞在したジョイスも常連だった。


                 Odeonの入口。入口は狭いが、店内はカウンターとテーブル席があり、広い。


                 チューリッヒ美術館はジャコメッティの作品が充実。その一作「歩く人」。


                 路地。チューリッヒ(スイス) 


                 アイルランド、ダブリン空港のトイレの前に設置された、押しボタン式
                 満足度アンケート。


                 ジョイス・タワー一階展示室のジョイス像。
                 制作は、チューリッヒの墓地の像と同じく、Milton Hebald。

                 


                 ダブリン、Joyce Houseと称するアパートらしき建物の前のロープに、
                 何やら下がっている。


                 下がっているのは、女性のハイヒールだった。
                 少し不気味な可笑しさ、それと身体的生々しさがある。
 


                 ダブリン、トリニティ・カレッジのキャンパス。
                 ベケットはここで学んだ。ジョイスが入学したのは、ユニヴァーシティ・カレッジ。
  
               

                 トリニティ・カレッジは福音書の手彩色写本『ケルズの書』(8世紀ころ)で名高い。
                 長大な時間を祈りと退屈と『ケルズの書』の制作で過ごす。
                 ミス・スペリングを絵を入れて隠す。コミック、そして動きを与えるアニメ。

                 


                 トリニティ・カレッジの図書館。
                 スイスのサンクト・ガレンの図書館を思い出す。


                 路地。佃島(東京・中央区)。この奥に佃天台地蔵尊がある。 


                 路地を進んだ右手に大きな銀杏の樹があり、民家のなかに、佃天台地蔵尊がある。
                 ここを知ったのは、上智大学の歴史学者・北條勝貴氏の案内による。
                 浜離宮から築地、佃島、浅草・谷戸神社、吉原、浄閑寺までの「江戸の深層」を
                 探るツアーは刺戟に満ち、いずれ作品に取り込みたい。
                 

          




上に戻る